エアコンが冷えない原因を診断

症状と圧力計の値を入れると、原因の候補・交換や修理が必要な部品・確認する順番が出ます。
コンプレッサーを交換しても冷えない、交換後すぐに壊れた、というご相談の多くは、コンプ以外に原因が残っています。コンプレッサーを替える前にお使いください。整備工場の方も、ご自分で修理される方も無料でお使いいただけます。

表示は太田美品の経験とメーカー資料にもとづく目安です。整備要領書の値がある場合はそちらを優先し、最終的な判断は現車の確認で行ってください。

どなたが作業しますか
車種・型式 車検証の「型式」(例:DBA-MH55S)と車名。交換部品をそのまま探せます
症状
どう冷えないですか
最近やった作業
風は出ていますか
コンプレッサーの種類 プーリーの前に電磁クラッチ(センターピース)があれば「クラッチ付き」。ハイブリッド・EVはほぼ電動
コンプレッサーの状態 プーリーの真ん中(センターピース)が一緒に回っていれば「回っている」
温度
外気温
30℃
吹出口の温度(風量最大・内気循環)
目安 3〜8℃(MAHLE)
エンジンルームのラベル
ゲージがある場合
圧力(エアコンON) 測る条件をそろえる:回転は1500〜2000rpmで一定、風量最大、温度は一番冷たく、内気循環、ドアは閉める。電動コンプの車は対象外

正常範囲の計算(太田美品の目安):高圧=冷媒が「外気温+26〜38℃」で液に戻るときの飽和圧力、低圧=「−3〜+7℃」で蒸発するときの飽和圧力、停止時=外気温での飽和圧力。教科書の基準値(高圧約1.7MPa・低圧約0.2MPa)と合うように合わせています。整備要領書の値があればそちらが優先。空欄なら圧力なしで判定します。

ゲージがない場合
サイトグラス(レシーバー上の窓。ない車もある)
配管をさわった感じ(エアコンON数分後)
なぜそうなるの?

確認する順番

    太田美品メモ(ツヨシさんの経験を書く欄)

    LINEで太田美品に送る 友だち追加がまだの方 診断結果がそのまま入ります。送るだけで、型式から適合を確認してご案内します

    抜いたオイルの色で分かること

    1. 透明・UV剤の色コンプ内部は正常の可能性が高い
    2. 黒い過熱。コンデンサー不良、圧力スイッチ不良、冷媒不足、オイル不足を疑う
    3. 銀色・灰色(金属粉)内部摩耗の破片が回っている。フラッシング必須、詰まりやすい部品は交換
    4. オレンジ色水分の混入。真空引きとドライヤー交換

    出典:サンデン「Failure Mode Analysis」。色だけで断定せず、圧力・温度と合わせて判断(サンデン コンプレッサーガイド)。

    用語の説明

    コンプ交換時のチェック(メーカー資料より)

    1. 回路の汚れを見て交換範囲を決める汚れなし:コンプ+ドライヤー+Oリング。黒い残渣:さらにコンデンサー(マルチフロー)とエキパン、エバも。黒い残渣+金属粉:さらに吐出ホース、吸入ホースも検討(DENSO)
    2. レシーバー(ドライヤー)は毎回交換回路を開けたら必ず交換(サンデン・MAHLE)
    3. フラッシングコンプ交換時は回路全体を洗浄(MAHLE)。ホース・配管・熱交換器のみ、手動ガンなら最低3回。コンプ・エキパン・ドライヤーは洗わない(サンデン)。洗浄後はしっかり乾燥(DENSO)
    4. オイル量多すぎると液圧縮で斜板が壊れる(DENSO)。旧コンプから抜いた量に合わせる(サンデン)か、車両指定の総量(MAHLE)。目安の配分はコンプ50%・エバ20%・コンデンサー10%・配管10%・ドライヤー10%(MAHLE)
    5. 冷媒の入れ方低圧側から液で入れない。液圧縮の原因(DENSO・サンデン)。充填前に漏れ検査(MAHLE)
    6. 取付直後の慣らしA/C ONでアイドリング最大5分。直後に回転を上げない(DENSO)
    7. クラッチの隙間0.4〜0.8mm(サンデン)

    診断結果をLINEで送っていただければ、型式から適合する部品をお調べします(無料)。

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